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西欧:スクラップインセンティブによる需要の下支え

米議会でも関係法案が可決、今後の動向に注目

ミシガン州サウスフィールド- R. L. Polk & Co.(Polk)による最新の市場調査によると、西欧の今年1月から5月までの新車販売台数は前年同期比マイナス12.6%(▲80万台)の560万台となったが、そのうち約50万台がスクラップインセンティブによる需要の上乗せであるとしている。 昨年末のPolk予測では、スクラップインセンティブ導入無しの場合、西欧の乗用車需要は、09年1月から5月末までで、前年同期比マイナス20%、合計で130万台程度落ち込む見込であったが、ドイツ、オーストリア、フランス、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスで導入されたスクラップインセンティブにより当該減少幅は80万台に留まった。

スクラップインセンティブは、今年末まで引き続き需要の下支えに貢献すると予想されており、年末までに合計で133万台程度のプラス効果が見込まれている。 Polkは、同地域の2009年新車販売台数を、前年比マイナス17%の1,141万台と予測していたが、現時点では、最終的に前年比マイナス約7%の1,259万台に予測を上方修正した。

西欧の新乗用車登録台数(Polk調査)

2007 2008 2009
新車登録台数 1,480万台 1,357万台 1,259万台
前年比(%) 0.20% -8.40% -7.20%
新車購入補助金の影響 +133万台

ここで言う西欧はオーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スイス、オランダ、スウェーデン、イギリスの17カ国を示す。

一方、米国では6月18日に1台当たり最大4500ドルを補助する総額10億ドルの新車購入助成法(Cash for clunkers)が成立し、西欧と比べ小規模ながらも米国市場でも同様のプラス効果が得られるとみられる。 この法案により、初めの4ヶ月間でおよそ25万台程度の需要に対するポジティブな影響が見込まれるが、その反動で助成打ち切り後から年末までに5万台近く減少することを勘案すると、2009年における当該法案の米国市場に対する影響はプラス20万台程度に留まると思われる。 結果として、Polkは2009年の米国総需要予測を約1,020万台に変更した。

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